西表島でカンヒザクラ開花!
西表島では2月にサクラが咲きます
西表島では、もうすでにサクラが咲いています。
今年も2月中旬には、しっかりと花を咲かせてくれているカンヒザクラ。
普段は「島のおじいのおうち」のサクラを撮らせてもらっていたのですが、今年は違う場所のサクラを写真におさめてきました。
西表島「浦内」サクラ物語
もう、7年ぐらい前になるでしょうか。
L.B.カヤックの社長がサクラの苗をもらってきて、会社近くの歩道に植樹したサクラがあります。
毎年2月に開催される「やまねこマラソン」の時に
「満開になったサクラ並木を見ながらランナーに走ってもらいたいな」という気持ちで、植えたようです。
当時は、「また変な事をしている」や「あの場所じゃサクラなんて咲かないよ」なんて言われていたようですが、
肥料をあげたり、添え木を立てたり コツコツとお世話をしていました。
本数が少なかったので、毎年買い足していって集落に隣接する一直線の道路に植えていったサクラ。
そのサクラが今年、はじめて花を咲かせてくれました!
まだ、樹高も低く、細く頼りない感じのサクラですが、「咲いたよーっ!」って元気に花をつけてくれています。
自分の子供が可愛いように、手間ひまかけて、かわいがっていたサクラが花を咲かしてくれると、やっぱり嬉しいですね。
あっちのサクラより綺麗だなあ なんて、親バカっぷり。
植えた社長はもっと、嬉しいことでしょう。
西表島にサクラ並木を!
これからあと2~3年かけて若いサクラのお世話をしていくと、全部のサクラが花をつけて綺麗な桜並木が完成しそうです。
学校に生えている大きなサクラのように 元気にもっと大きく育ってほしいなと感じます。
ランナーだけでなく、西表島に訪れる人 がワイワイと楽しんだり、喜びや癒しの場になてくれたら、生活する人の憩いの場になってくれることを願ってやまないです。
季節の花あふれる西表島に、またひとつ春の訪れを感じさせてくれる花が咲いています。
何気ない景色にも、自然や人々のメッセージが込められている。
西表島を歩く時は、そんな道路沿いの物語にも目を向けてみてください。
ガイド飯田(写真/文)