「ブッソウゲ」
【特徴】赤い花、垣根によく使われる木、葉はヤギが大好き
【出会える度】★★★★★
【分布】世界の熱帯・亜熱帯で広く栽培
通称「ハイビスカス」
西表島の民家の側でよく見ることができる「ブッソウゲ」
漢字で書くと、「仏(ブツ)桑(ソウ)花(ゲ)」と呼びます。
沖縄ではお墓に供えたりもする花で、別名「アカバナ」と呼ばれたりもします。
通称ハイビスカスと呼ばれる植物です。
ハイビスカスというのが、Hibiscus(フヨウ属)のこと。
ブッソウゲの正式名称は「Hibiscus rosa-sinensis Linn.」という名前。
ハイビスカスの種類は色々あるので、正式にと言い出すときりがない。
一般的に知れ渡っている「ハイビスカス」という花の一部でもあります。
冬でも真っ赤な花を咲かせます
沖縄市の花でもあり、西表島では1年中花を咲かせているのが特徴的です。
冬でも、ハイビスカスが咲いているのが見れる島でもあります。
上の写真は12月31日の写真。
年越しとは思えない光景が西表島で見ることができます。
垣根によく使われている木
ブッソウゲは生命力が強く、枝の伸び、生長が早い植物でもあります。
西表島のおうちの垣根に使われることもあり、集落の中の道路を散歩していても、ブッソウゲの花に囲まれて幸せな気持ちになります。
台風が来る前などは刈込みをして倒れないようにしますが、刈った枝を落としたままにすると
その枝から根を下ろし挿し木状態になって増えることもあります。
気が付いたらブッソウゲの木がいつの間にか増えてる…なんてことも。
ヤギが大好きな葉
ブッソウゲの葉はヤギが大好きです。
エル・ビー・カヤックステーションで飼っているヤギ(ベー吉)も大好き。
台風前などに刈った枝を持っていくと、うれしそうにしっぽをパタパタさせながら近づいてきます。
クンクンと匂いを嗅ぎ、美味しそうなにおいがするのでしょうね。
一心不乱にモグモグと食べ始めます。
そんなブッソウゲも最盛期は5月~10月と言われています。
最盛期を見逃しても、見ることのできるブッソウゲ。
冬の時期の西表島散歩でも見つけてみてください。
ガイド飯田(写真/文)