季節外れのサガリバナ
西表島では「サガリバナ」という木があります。
ぶら下がるように咲くからサガリバナ
ピークは6月~7月にかけてですが、8月9月とチラホラ咲く遅咲きの花も。
11月の西表島、気温も20度後半の陽気が続いています。
晴れた日には30度近くまで上がり、日焼けしてしまうほどの天気です。
そんな西表島で、季節外れの光景が!!!
なんと、サガリバナが咲いているではありませんか!
見事に満開
先日、散った花が地面に落ちていたので「咲いたんだな」とは思っていましたが、
なんと満開!!!
明るくなった午前中ですが、まだ花が房に残っていたりと、夏を思わせるような懐かしい光景。
ピンクの花だけでなく、白い花も近くで咲き誇っています。
これだけ見事に咲くと、すがすがしい。
実際に11月が開花のピークなのではないかと勘違いさせてくれるぐらいの咲きっぷりです。
フワフワした部分はおしべ
放射状に伸びるフワフワした線は実は「おしべ」なんです。
虫が花粉を運び、真ん中の赤っぽい「めしべ」に受粉させる。
受粉しやすいようにこの形に進化したのでしょう。
南国には変わった形の動植物が多いです。
主に夏にしか見られない「サガリバナ」ですが、
冬でも意外に咲いていたりすることもあるので、
西表島にお越しの際は、身近なサガリバナの木を探してみてください。
ガイド飯田(文)中神(写真)