雨の時期だからこその「虹」!
「大人と雨」、「子供と雨」の違い
雨が多くなってきた西表島ですが、気温もまだまだ高く、
光も強く降り注ぐので、雨上がりには大きな虹がかかりやすくなる季節でもあります。
車を走らせていると、突然目の前に大きな虹がかかることもあります。
西表島は、緑が多く 建物も少ないため、視界が広い場所が多いです。
そのような広がりのある場所では、 何者にも邪魔をされず、自己主張をはっきりとする巨大な虹が姿を現すこともあります。
虹なんて、ちゃんと見るのは小さい子供のころ以来かなあ。
子供のころは雨が降るとドロんこになりながら水たまりに飛び込んで
長靴の中までビショ濡れになって遊んだり、傘をルンルン回して遊んだり。
雨も友達だったけど、大きくなるにつれて雨がふると「あー。雨か。。。」
濡れるの嫌だなあ なんて、雨を嫌いになったり。
気分が暗くなったり。西表島で暮らしてみると雨も生活の一部だということを感じさせてくれます。
天気のいい日もあれば、雨降りの日もあるさ。
自然にとって雨は「恵み」
雨が降らないと、自然が段々元気を失っていくのを まのあたりにすると、雨が嫌だ、嫌いだなんて言っているのがバカのよう。
自然の営みの中に暮らしている小さな人間にとって、雨はこんなにも大きな恵みなんだな。
しかも、気候が暑いせいか、雨が降ると気持ちいい。本州のベトベトしたイメージじゃなく、こちらの雨はサッパリした感じです。
濡れてもいい格好しかしないので 濡れるのも嫌じゃない。
日ざしが綺麗に入った時なんて 滝の上にも虹がかかる。
絶景に絶景がプラス!
「絶景 + 絶景 = すごく感動!」
水道は当たり前じゃない!
雨が、心まで洗ってくれます。水道の蛇口をひねると水が出てくる生活。
そんな生活が普通になると、雨の重要性など感じられなくなります。
昔の人は水道なんてないから雨が生き死にを決めることもあったと思います。
なにひとつ不自由ない生活を送れるのに、それが不自由と感じてしまう。
そんな生活の一歩外を歩いてみてください。
そこに、生きる為に必要な大切な何かが転がっていますよ。
ガイド飯田(写真/文)