西表島の自然を体験するツアーガイドという仕事を通じて、豊かな自然や島での暮らしについてを綴っています。

このサイトについて

 

どこかに置き忘れた何かが
こんな辺鄙へんぴな島の 大自然の中にある……かもしれない


当サイト《西表島百科》は、沖縄県 八重山郡 竹富町にあるちょっと大きな島、“西表島”の情報を掲載しているサイトです。

 

西表島いりおもてじま

同じ沖縄でも、県庁所在地である那覇市は1km2に「7,953人」の人口密度に対して、西表島は「8人」です。8人!
沖縄県全域だと 631人。ちなみに渋谷区は 15,268人でした。※2018年現在

1972年に島の一部が国立公園に指定され、無闇に人が立ち入ってはいけないエリアとなり、いわば、大自然の一角を人間がちょこんとお借りしているカタチです。
(その後、2016年に『西表島のほぼ全域に国立公園が拡張』されました。詳しくは環境省のページへ)

主産業は農業と観光です。しかし、観光と言っても日帰りのツアー客がほとんどで、宿泊客はごく少数。この島の大自然を堪能したとは言いがたい状況です。

そんな西表島にカヌーを持ち込んで、島で第一号のツアーガイドとして事業を始めたのが当サイトの編集室々長・中神です。

詳しくはコチラの記事をご一読ください。
> ガイドの始まり。その3
(西表島でテレビはNHKしか映らなかった時代のおはなし。)

ガイド業を始めた当時(1992年)は、原田知世主演の『彼女が水着に着がえたら(1989)』という映画のヒットもあって、リゾート地でのダイビングが全盛だった時代、と言えますでしょうか。

そんな頃に、アクティビティ(旅行先での遊び)として体験型のツアーを企画し、雄大な自然を楽しもう、学びを得ようと始められたのがL.B.カヤックステーションです。

西表島の大自然という観光資源があってこその企画・運営であり、そして地域の理解や協力がなければできない事業でもあります。

ですので、L.B.カヤックステーションは
『体験プログラムを通して地域コミュニティの重要性を訴え、人と自然がバランスよく生きられる社会』をつくることを目指しています。

そういった「元気で明るい地域」であるためには、観光で訪れてくれる人たちや、自然との共生といった問題に意識を持つ人たちに、まずはこの西表島の自然や生活を知ってもらうことだと思っています。

観光業を通じて経済と文化の循環を促しつつ、自然とともに生きることとはどのようなことかを、この島から発信していきたい。

そうした想いが下敷きとなり、このサイト《西表島百科》は生まれました。

過去に L.B.カヤックステーションに在籍してくれたガイドさんたちの綴ってきた生活日誌や、カヤックツアーのレポート、西表島特有の生態系・動植物達の紹介記事、はたまた地域の行事などを、雑多に掲載しています。

2018年の今とは事情の違う古い記事もありますし、パーソナルな視点の記事も混ざっています。そういったすべてが、ツアーガイド従事者として働き、地域の生活者として暮らす、西表島の生の情報だと考えます。

今後も新しい記事を、新たな視点から、楽しく(ときには辛く)、西表島を綴っていきます。
ときに生活者として、ときに観光事業者として。ときに第三者として、ときに当事者として。

西表島百科編集室:赤原 伊織

 

※当サイトは「カテゴリー」や「タグ(キーワード)」を使って、あれこれと分類しています。ご自身の興味ある分野で探してみてくださいね。


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