西表島の自然を体験するツアーガイドという仕事を通じて、豊かな自然や島での暮らしについてを綴っています。

【8月】西表島の気候、服装、気をつけるべき3つのポイントとは

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8月の西表島で気をつけたい3つのこと

基本情報

【最高気温】約33度

【最低気温】約24度

【湿度】65%~85%

【おすすめの服装】薄手の長袖やタイツ(レギンス)で乾きやすい服装、帽子、サングラス

1、肌を刺すような日差しに要注意

8月の西表島は上旬は夏真っ盛り、中旬からは秋の気配がしてくる気候です。
中旬以降はトンボもちらほらと飛び始めます。

ですが、日差しは刺すように痛い。
本州の日差しとは比べものにならない日差しです。
日焼けし慣れしていない人なら、間違いなく一発で赤く焼けてしまうほどです。

気温は最高気温で33℃程度の日が多いです。
東京などに比べて「気温低いじゃん!」と感じるかもしれませんが、
日向は10分も立っていると熱中症になっちゃうんじゃないか!?と思えるような暑さ。

普段帽子をかぶらず過ごしている人も、帽子を必ず持参してください。
帽子の大切さが身に染みる日差しです。
あと、日焼けで赤くなりやすい人は、できるだけ日焼け止めクリームを持参ください。

遊んで疲れるならいいですが、外にいるだけで疲れてしまう気候。
せっかく西表島に来たんだから、外にいるだけで疲れてしまうのはもったいない。
思いっきり遊ぶためにも、服装や紫外線対策はしっかりしましょう!

台風はどうなの?

7月、8月、9月は沖縄では台風のハイシーズン。
来るときは1か月に3~4回来てしまうほど、台風のメッカでもあります。

2016年ぐらいから海水温の上昇の影響からか、
西表島付近で熱帯低気圧が台風に変わることが多くなった印象です。
できたての台風は風こそは強いですが、雨は少しだけしか降らさないので
あまり「台風来たな!」って印象は受けにくい台風です。

しかしまたまだ、油断できない時期なので
気象庁が発表する台風情報をこまめにチェックしてみてください。

西表島では、台風が近づいたときは島内のスーパーに台風情報が張り出されたりします。
島にいる場合は、島の社交場「スーパー」での情報収集もしてみてください。
島人から台風についての話を聞いてみるのも旅行のいい思い出になりますよ!

2、シャツは速乾性のものが便利

日差しが強いぶん、濡れてしまっても、乾きは非常に早いです。
特に、スポーツショップで売っている速乾性の素材のものだと、
着ていても1時間ぐらいで乾いちゃうぐらいの気候です。

海で泳いでも、水からあがって砂浜でぼんやり座っているだけで
水着が乾いちゃうほど乾きが早いです。

8月は薄手の長袖、タイツ、帽子、サングラスがおすすめ

西表島の8月のおすすめの服装は、上が薄手の長袖、足は薄手のタイツ(レギンス)、帽子、サングラスがおすすめです。

紫外線対策として長袖、タイツを着ると、肌に受ける紫外線の量を減らすことができます。
最近では服にもSPF(Sun Protection Factor)加工が施されているものもあるのでラベルにも注目してみてください。

帽子は必ずそろえてほしいアイテム。顔の全面がカバーできるように「つば」の大きいものがおすすめです。
キャップでもハットでもいいのですが、キャップの場合はサイズがぴったりのもの、ハットはあご紐がついているものがいいです。
夏で南風とはいえ、時折突風が吹くことがあるので、飛ばされにくいものを選んでください。

あと、あったらいいなってのが、サングラス。
帽子では防ぐことができない紫外線をカットしてくれる役割もあります。
お医者さんによれば、サングラスでなくても、普通の眼鏡でもいいらしいです。
レンズを通すことによって紫外線をカットできるので、普段眼鏡をされている方や
コンタクトだけど眼鏡ももってるよって方は眼鏡の着用をおすすめします。

とにかく紫外線対策はバッチリして、沖縄の夏を楽しみましょう!

3、水分補給はしっかり

とにかく、日差しが強いので汗がでます。
日向をちょっと歩くと、滝のような汗。
冷たい水やジュースが飲みたくなります。

なので、水筒の持参をおススメします。
アウトドアなら軽くて口の広い水筒、タウンユースなら保冷性があり軽い水筒をおすすめします。

ペットボトルはエコじゃないってのもあるのですが、それよりも重大なある理由により水筒をおススメしているのです。

その重大な、ある理由とは…

「離島には自動販売機が少ない」

都会の街中では自動販売機はもちろんのこと、ちょっと歩けばコンビニがあるって便利生活だと思います。
それが当たり前になっていると、西表島で自動販売機を見つけることはできない
って思えるほど、自動販売機は貴重な存在です。

まず、西表島にコンビニがない、スーパーも少ない、歩いていける距離にスーパーがない
という三重苦の島でもあります。
慣れると、どうってことないことですが、慣れないと、これがツライ。

水は簡単に手に入らないって知っておいてもらうだけでも
不便さのギャップがやわらぐと思います。

以前、竹富島へ遊びに行ったときなど、中心部の住宅街では自販機も商店もあるので、便利なんですが
少し離れると民家も少なく、自動販売機なんて皆無。
お金はあるのに、水が買えない。
喉を枯らしながら水を求め、さまよい歩いたのはいい思い出です。

不便さはありますが、その分、人間の手が入っていない大自然やきれいな景色が多く見れるのが沖縄の離島の魅力。
その魅力を十分に味わうためにも、水、水筒を持って歩くことをおススメします。

西表島の8月に気をつけたい3つのこと

そんなこんなで、西表島の8月に気をつけることは
「日差し」「紫外線」「水分補給」の3つです。

これさえ気をつけてもらえれば、
更に西表島を満喫できること間違いなしです。

それでは、西表島の大自然でよい旅を!!

 

ガイド飯田(写真/文)

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