西表島では3月中旬~10月末までセミが鳴きます
西表島では蝉が3月ぐらいから鳴き始めます。
夏の間は、もちろんずっと鳴きっぱなし。
平年では10月末まで鳴くので、ほぼ半年。
「嘘だろ、マジかよ?」って思っている、そこのあなた!
本当です。実際に足を運んでお確かめ頂いてもかまいません。
春の訪れを感じるセミ
最初は「蝉鳴き始めたな~、春だわ」なんて感じているのですが、
8月ごろになると「岩にしみいる蝉の声」本当に岩に入っていくんじゃないの?ぐらいにワンワン響いています。
9月ごろには、耳も慣れて自然のBGMとなり、10月末に閉幕。
西表島「蝉劇場」を聞けるのも10月末まで。
終わるとなると、急にさみしくなると同時に冬支度にとりかからなくてはなとも感じてきます。
まるで蝉のコンサート
しかも、この蝉劇場、月によって講演項目が違ってくるとの徹底ぶり。
3月のイワサキクサゼミのシンフォニーに始まり、鳴くセミが段々と移り変わってきます。
その時その時にしか聞けない蝉の鳴き声。
本州では聞いたこともないような鳴き声もチラホラ聞こえてきます。
春、夏、秋と長い間楽しめる蝉の鳴き声も、
そういった視点で聞いてみると、また一段と深い味わいに聞こえてきます。
トレッキングの楽しみにも
山の中をトレッキングする際は、蝉の鳴き声にも、ぜひ耳を傾けてみてください。
また、木の幹をチェックすると、もれなく蝉の抜け殻を見つけることもできます。
小さいお子さんが大好きな蝉の抜け殻。
いつの間にかポケットに忍ばせているかもしれないので、洗濯の際は注意してみてください。
ガイド飯田(写真/文)