西表島の自然体験、履く靴に注意してください。最も大事なのは…

2018年10月5日

西表島で自然体験する際に必須なのが「靴」です。
「靴なんて履いていって当たり前でしょ?」と思われると思いますが、結構忘れられる方やクロックス等のサンダルで大丈夫だろうと思われる方が多いです。

街中を散歩する時はサンダル、クロックスが快適でいいのですが、自然の中に入る時には、必ず靴を履いてください。
そんな靴でも、西表島で履くのをおススメする靴とは…

1、グリップ力 2、靴底の厚み 3、つま先

登山靴は△

登山靴はあまりおススメできません。というのも、本州の山とは違い、西表島の山は雨が多い、ぬかるみが多い、岩場は藻やコケが繁茂している。
という点からソールの固い登山靴はあまりおススメできません。

ソールが固いと、藻の生えた岩場は滑る。
まず、よっぽど体幹を鍛えているか脚力が強い方でないと、立っていることもできないくらいツルッツルです。

ソールが固いと山道はよいのですが、水辺に弱い。
自分も10代のころから登山、ジャングルでの調査を行っていますが、西表島で登山靴は履けません。
一般の人に比べると、脚力はあるほうだと思いますが岩場を登山靴で歩くことは至難です。
ひざをついたりすれば、いけなくはないですが、体力の消費が激しすぎる。

コースによっては、川を渡らなくてはいけない場所や、浅い水が張った砂地を歩かなくてはいけないこともあります。
登山靴だと、水辺を想定していない靴なので、重くなってしまいます。
「ゴアテックスだから弾くよ」と思うかもしれませんが、上から水が入るといくらゴアでも防ぎようがありません。

ほぼ水辺を通らない登山を行う人だけ登山靴を履いてください。

ウォーターシューズは〇

ウォーターシューズ、マリンシューズ、主にシュノーケリング、ダイビングをするときに履く靴ですがこちらは〇
用途によって保温に優れるものや、水抜けに優れるものなど、タイプに分かれますが、水抜けがいいタイプがおススメです。

水辺(水の中)を歩くので、水抜けがよいウォーターシューズは◎
ただ、グリップ力が弱く、靴底が薄いモデルが多いので、その点は注意が必要です。

山道が短いコースなら、薄いソールでも大丈夫ですが、長い時間歩くのには適していません。
西表島の山道は、植物の根が横に張っていたり、砂岩が多かったりと凸凹しています。

そんな道で長時間歩く場合は、あまりおススメできないですが、水辺で遊ぶにはいい靴。
最近では1足1000円程度から買えたりもするので、1足持っていて損はない靴です。

山道を歩く予定がある場合は、選ぶときにソールがしっかりしたもの(厚いもの)をポイントに選んでみてください。

ウォーターシューズがおススメなコース① >>>【海】船浮湾&水落の滝コース(シーカヤック&マングローブカヌー):S1

ウォーターシューズがおススメなコース② >>>【海】外離島シュノーケルコース(シーカヤック&シュノーケル):S2

ランニングシューズは〇

ランニングシューズやアウトドアメーカーが出しているメッシュ素材の靴は西表島の自然に適した靴です。
ソール(靴底)の厚みもあり、ゴム底でグリップの効くものも多いので、岩場でも安心です。

つま先、サイドに補強の入ったものは、木の根などに足をぶつけても怪我から守ってくれます。
アッパーの素材はメッシュ素材のものがおススメです。水に入っても水抜けがいいものだと、歩いていてもストレスが少ない。

最近では軽量化の為、靴底がミッドソー素材のみのものも多いですが、靴底は全面柔らかめのゴム底のものがおススメです。
安い靴より少し値は張りますが、安全面、快適さを考えると「いいもの」をそろえたほうがいいです。
普段のタウンユースにも使える靴なので、自然に入らない時には普段履きにしてもよいかも。

ランニングシューズがおススメなコース① >>>【滝】ピナイサーラの滝つぼ&滝うえコース:P2

ランニングシューズがおススメなコース② >>>【滝】ナーラ川本流コース(マングローブ&ジャングルカヌー):MJ2

沢歩き用シューズは◎

アウトドア専門店、釣具店などに行くと、沢歩き用(アユ釣り用)の靴があります。
靴底がフェルト素材でできており、藻が生えた岩場、川の中を歩きやすい靴になっています。

水抜けは、あまりよくないですが滑らない、安定感抜群の靴です。
水辺では転倒が一番怖い怪我のもとになるので、それを防いでくれる意味では最強の靴です。

特に沢歩きがメインのコースでは大活躍。
普段は履かない靴なので、購入を強くおススメすることはできませんが、
シャワークライミングをはじめてみたい!って方や渓流釣りをやってみよう!って方は是非購入してみてください。
水辺で歩くときの安心感が全然違います!

そんな沢歩き用シューズ(フェルトブーツ)ですが、エル・ビー・カヤックステーションでは貸し出しもしています。
1足1000円で有料ではありますが、旅先に余計な靴を持っていかなくてもよい、小さいお子さんに履かせたい(18㎝~)などのご希望にこたえることができます。

特に、滑りやすいコースをお申込みの際はご予約時にレンタルブーツも検討してみてください。
エル・ビー・カヤックステーションは西表島の自然体験を通じて、自然に入る機会を増やしてほしいと思っているので
購入していっぱい身近な自然を楽しんでもらうのが一番うれしいですが、体験で使ってもらい、こんな道具もあるんだというのを知ってください。

見慣れない道具も使ってみるととても便利なことがわかったりもします。
自然環境に適したギア選び。そこまで楽しめるようになれば、あなたもアウトドア人間の仲間入りです!

沢歩き用シューズがおススメなコース① >>>【沢】ナーラ川支流コース(マングローブ&ジャングルカヌー):MJ1

沢歩き用シューズがおススメなコース② >>>【滝】ユツンの滝コース(ジャングルトレッキング ロング):J1

まとめ

まとめると、いずれのタイプの靴を選ぶとしても一番大事なのは「ソール(靴底)」です。

固すぎると岩場で滑るし、薄すぎると足の裏が痛くなる。
ちょうどいいのは、グリップが効いてやや厚みのある底のもの
底のゴムを触ると、グリップを感じるもので、靴を手にとって曲げてみて、やや固さを感じるぐらいの厚みがおススメです。

あとは、指先がきちんと覆われて、足を守れるものかどうかを見るのもポイントです。

自然環境に適した靴を選び、自然を楽しんでください。

 

ガイド飯田(文)

2018年10月05日  |  Category: フィールドニュース  |  タグ: ,

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