カヤックって何?カヤックとカヌーの違いについて

2018年9月7日

カヤックとカヌー

エル・ビー・カヤックステーションの名前にも入っている「カヤック」

「カヌー」という言葉は聞いたことがあると思います。
でも、カヤックという言葉は聞きなれない。言葉は知っていても、カヤックとカヌーって何が違うの?
シーカヤックって言葉を聞いたけど、カヤックのこと?という疑問が出てきます。

カヤックとカヌーの違いについて詳しく説明していきます。

 

カヤックって何?

もともとは、アリューシャン列島やグリーンランドなどの極寒の地に住むイヌイットたちが使っていたもの。
流木で骨組みを作り、アザラシの皮を張って船を作ったものが原型です。
アザラシやトドを狩るのに使われていました。

 

国によって呼び方も違う

日本ではカヌーというと、オープン・デッキ(甲板が空いているもの)とクローズド・デッキ(甲板がカバーされているもの)をまとめてカヌーと呼んでいます。

北米(アメリカ、カナダ)ではカヌーといえば、オープン・カナディアン・カヌーのみ
その他のカヌーは「カヤック」と厳密によびわけているようです。

日本でカヌーと呼ばれるフネも様々なタイプがあるのですが、形で分類してみると、
カナディアンカヌー、ファルトボート、インフレータブルカヌー、ファンカヤック、シーカヤック、シットオン・トップに分類されます。

 

カナディアンカヌー

カナディアンカヌー

北米でカヌーと呼ばれるもの
デッキ(甲板)がオープンになっていて、ブレードが片方にしかついていないパドル(漕ぎ棒)で漕ぐもの。

湖をのんびり漕ぐようなイメージのフネに感じますが、激流くだりを専門にデザインされたモデルもあります。

かつては、川を使ってビーバーの毛皮を運ぶために使われていたようです。

 

ファルトボート

いわゆる折り畳み式のもの。フレーム(木やアルミ)の上に布を張って組み立てる。
持ち運びに便利、保管場所に困らないのがいいとこ。

組み立てるのに時間がかかることと、片づける時にきちんと乾かさないとダメ。

フェザークラフト(カナダ)やフジタカヌー(日本)が有名。

 

インフレータブルカヌー

空気を入れて膨らますタイプ。

船体はゴムなどでできていて、空気を入れるだけで準備ができ乾くのも早い。
向かい風を受けると、なかなか前に進まないなどのデメリットも。。

グラブナー(オーストリア)など。

 

ファンカヤック(リバーカヤック)

リバーカヤック

もともとイヌイットが使っていた狩猟用の小舟をレジャーや競技用にアレンジしたもの。
種類が豊富で、クルクルと小回りが効くもの(レジャースラローム)から、波の静かな沿岸ならシーカヤックとして使えるものも。

ほとんどがポリエチレン製。壊れにくく長持ちする。
メーカーによってはレクリエーションカヤックと呼ぶところもあります。

ちなみに、リオデジャネイロ五輪のカヌーで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手が乗っていたのはスラロームというもので、こちらに分類されます。

 

シーカヤック

O

本来のカヤックの姿に最も近いモデルです。

ややズングリした感じのアリューシャンタイプと、シャープなフォルムを持つグリーンランドタイプがあります。

ズングリタイプは狩猟と共に毛皮の運搬にも使われるため、安定性が高く積載できる荷物も多いです。

シャープタイプはスピードを重視し、アザラシなどの生き物を狩るのに使っていました。

前後には荷物を入れれるハッチがついています。
ひっくり返っても中の空気で船が浮きます。

海の場合、波をスムーズに乗り越えたり、長距離を楽に漕ぐことの方が重要になってくるので
後ろには舵(ラダー)がついているものもあり、足で操作し、左右に曲げることができます。

長い距離を漕ぐツーリングや潮の流れがある場所では大活躍します。

 

シットオン・トップ

シットオントップ

アメリカのマリブオーシャンカヤックス社がスキューバダイビングのために、タンクが固定でき、
しかも水中から の再エントリーが簡単にできるフネを!!というコンセプトから生まれたモデルです。

いろんなメーカーさんが作っていますが、最大の特徴は、開放感と抜群の安定性。
水中からでも再エントリーできる手軽さも人気です。
プラスチックの中は空洞で空気が入っていますので、ひっくり返っても浮きます。

普通のカヤックに比べて船足は遅いので、長距離は難しいですが、幅ひろい用途で使えるカヤックです。

 

LBカヤックステーションで使っているカヤック

エル・ビー・カヤックでは、シーカヤックシットオン・トップを使っています。

初めての方でも気軽に漕げるようにという意味で、漕ぐ距離が短いピナイサーラのコースは
安定性が高く、ゆったり漕げるシットオントップ・カヤックを使い

長距離のロングライド(ナーラ本流、ナーラ支流、船浮湾)のコースは本格的な舵付きのシーカヤックを使っています。

旅の目的に合ったカヤックを使って、西表島の大自然を満喫してほしい!
という想いで、カヤックを選んでいます。

カヤックとカヌーの違い、わかりましたか?
乗り心地、操作性などは実際に乗って試してみてください!

 

ガイド飯田(写真/文)(写真、イラストの一部はフリーの素材を使わせて頂きました)

2018年09月07日  |  Category: フィールドニュース  |  タグ: , , ,

関連記事

広告掲載エリア
 530.8 msec