「キセキレイ」
【特徴】黄色い体のセキレイ、道路でも見かける、西表島では冬の渡り鳥
【出会える度】★★★☆☆
【分布】ユーラシア大陸、アフリカ中部から南部
体の色が薄いのが特徴
本州では留鳥ですが、西表島では冬の渡り鳥でもあります。
車を運転していると10月ごろから、ちらほらと飛んでいるキセキレイをよく見ます。
秋、冬になってきたなと感じる瞬間です。
冬なので、羽も生え変わっているのでしょうか。
本州にいるキセキレイより、体の黄色が薄いキセキレイが目立ちます。
薄いレモン色のキセキレイ。
ちいさく可愛らしい体を大きく使いながら、飛んでいく姿は優雅です。
鳴き声も可愛らしい
小さな体ですが、鳴き声は意外に大きい。
鋭い声で「チチチチ、チチチチ」と鳴きながら飛んでいます。
ひとりでいることが多い鳥ですが、風が強い日などは、森の中で鳴きあっている声を聴くことができます。
コミュニケーションをとったり、縄張り争いをしたりと大忙しです。
尾が長い
長い尾を持っており、背中の羽模様もキレイです。
尾の付近の方が、お腹よりも黄色味が濃く出ています。
小さい鳥(20cm程度)ですが、この黄色と長い尾で一瞬で見分ける事ができます。
川の上流の岩場などにも生活しており、昆虫などを捕食しているようです。
西表島に四季を運んでくる鳥
そんなキセキレイが西表島で見られるのは冬。
春や夏には出会えない生き物でもあります。
常夏の島というイメージでしょうが、西表島にも、かすかに四季があります。
夏には夏に出会える生き物、冬には冬に出会える生き物がいるので、違う季節に旅行してみるのも楽しいですよ。
季節の違いをガイドに聞いて西表島の1年を楽しんでみてください。
そんなキセキレイに出会えるかも>>>【滝】ユツンの滝コース(ジャングルトレッキング ロング):J1
ガイド飯田(写真/文)