西表島の自然を体験するツアーガイドという仕事を通じて、豊かな自然や島での暮らしについてを綴っています。

【船酔い注意】船酔いしやすい人は「上原港」行きに乗るときはご注意ください

西表島には港が2つあります。北に位置している「上原港」と南に位置している「大原港」の2つ。
夏の時期は、おだやかな南風なのでどちらの航路も揺れが少ないですが、冬の時期になると北風が強く吹き、北に位置している「上原港」行きは揺れることが多いです。

冬の時期に上原航路へ乗船する方は、船酔いに十分注意してください。

注意すると言っても、できることは限られてきますが、やらないよりやった方がいいよってことを紹介します。

船酔いしにくくなる3つの方法

1、酔い止め薬を飲む

まず、はじめに、船に乗る1時間前には酔い止めの薬を飲んでおいてください。石垣島には薬局がたくさんあるので、帰りのぶんも石垣島で調達してくることも大事です。美味しいからといって、朝ご飯はできるだけお腹いっぱい食べすぎないことも大事です。「酔うもんだという前提で行動する」それが大事になってきます。個人的な感想ですが、船に乗る直前に麺類を食べることはおススメできません。麺類の方が酔いやすいような気がします(思い過ごしかもしれませんが…)

2、船乗り場に早めに行く

次に、船乗り場に早めに行くことも大事です。なぜ早く行くかというと、船は乗船前に桟橋に並んでいた順に乗せてもらえるからです。混雑している時期は予約している人を優先的に乗せてもらえるようですが、まず、並ぶに越したことはない。必ずと言ってもいいほど、いい席に座ることができます。島人は1時間前に船乗り場に行っている人もいるぐらい。待合室のベンチは島人の社交場でもあります。

早めに行って、早めにチケットを買って、早めに桟橋に並ぶ。最後の「桟橋に並ぶ」が重要です。待合室で遊んでいると、いつの間にか大行列になっていたりするので「一番前で並ぶ」ぐらいの気持ちで並んでください。はじめての方は心細いかもしれませんが大きな看板の出発時刻の横に「船の名前」がかいてあるので、その名前を覚えてください。桟橋に来る船の側面にも名前が書いてあるので、同じ名前の船がきたら出入り口付近まで、歩いて船長さんの指示に従ってください。

参考記事>>>石垣島泊の方必見!冬の時期、フェリーチケットの買い方

3、船内の席、できるだけ後ろの席に座る

並んで、船に先に乗れたら、次は「席選び」です。船は基本的に船内席、船外席(後部甲板)にわかれている船が多いです。船外はエンジン音がうるさく、揺れも激しいのでおススメできません。油の匂いもするので、さらに酔いやすい席です。服が濡れている場合などは船外に座らざるを得ませんが、船内に入れるような恰好をしてご乗船ください。

船内に入ると、座席が並んでいますが、できるだけ「後ろの座席」へ座ることをおススメします。一番後ろの座席が一番いいかもしれませんが、最後部付近の座席は島のおじい、おばあの為に座らずに空けておいてください。島人も移動手段として使うフェリー、病院帰りのおばあなんかも一緒にのるので、最後部近くの座席はゆずってあげてください。

一番おススメするのは後ろから4~5列目ぐらいの席。窓に近い席の方が景色で気がまぎれることもあります。座ったら、シートベルトをしっかりと締め、揺れに備えてください。
一番前の座席は上級者向けの席です。席が空いているからと言って上級者向けの席に座ると、ものすごい揺れが続くこととなります。間違っても船酔いしやすい人は一番前の席だけは座らないでください。

とは言っても、妊婦さん、怪我をした方、高齢の方もいるかもしれないので、思いやりを持って乗船しましょう!

 

まとめ

「酔い止めを飲む」「早めに行って並ぶ」「船内後方から5列目ぐらいの席に座る」の3つを守れば、各段に船酔いしにくくなります。とは言っても、個人差があるので、日頃からの体調管理や前日にお酒を飲みすぎないなど、体調をできるだけ整えておいてください。

幸運をお祈りいたします。

 

ガイド飯田(文)

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